マジカルくりえいと
アニメ、漫画、ゲーム、小説、映画、音楽等。 コメディー小説を中心とするサブカルチャーアートです。
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2011/01/30 03:40
マサシのチョコレート06
そして、一日が明けたのである。また、時間設定の為、(作者である私の勝手な都合の為)学校も終わり、今は夕方下校時刻だった。マサシは帰り道、あけみに声をかけた。
「一緒に帰ろうや…」
「い、嫌よ!」
「さっきから何怒ってるん?」
「さっきから?昨日の夜から怒っているわよ!どうして電話切ったのよ!」
「だって切らんとおかんに怒られるもん。あけみかてあの後電話掛けてこんかったやんか。」
あけみは呆れて言い返す気も無くなり、マサシを無視してさっさと歩き始めた。けれど、マサシのその後の言葉に少し引かれて、またその場に立ち止まってしまう。
「昨日電話切ったこと怒ってるんやろ?確かにいきなり切って悪かったけど、すぐに掛けなおしてきてくれると思ってた。あんな失礼なことしてしまったのは、あけみが優しくしてくれたからつい甘えてしまっただけやねん。だから怒らんといて…そんなに怒ると思わんかった。ごめんな…。」
マサシは、心から反省していた。
その気持ちがあけみにも伝わったのか、あけみは少し考えこんで、
「…わかった。その代わり…今からマクド奢ってよ。」
と言った。
本当はマサシが甘えていただけということがわかってすぐに、あけみはマサシを許していた。けれど、昨日話が出来なかったぶん、マサシと話をしたかったのだ。
そして、マサシはあけみにマクドを奢ってと言われて焦った。何しろ財布の所持金が、チョコレートを買いすぎていた為に、五百円しか無かったからだ。ここは素直に言っておいた方がいいだろう。
「わかった!今日は奢ってあげる!その代わり五百円までやで!」
そう言って二人はマクドナルドに向かったのである。二人はマクドナルドに着くと、さっそくレジに並び、注文をする。あけみはその時、マサシが五百円までと言ったのを考えて、一番安いハンバーガーだけを頼んだ。
「なんや、それだけでええんか?」
「うん、家に帰ったらお母さん達の御飯作らないといけないしね。それにどうせマサシのことだから調度五百円しか持ってないんでしょ?」
マサシはすっかり見抜かれていたことに少し恥ずかしくなって、照れ隠しにさっさと自分も注文をする。
「あの…ハンバーガーを一つだけ。」
マサシがそう言うとあけみが、
「チョコシェイクも頼んだら?」
と言う。
「でも、あけみ飲み物頼まへんの?シェイク一つ買ったらそれだけでお金無くなってしまうやん。」
「別にいいわよ。でも私にもチョコシェイクちょっと頂戴ね。」
「…じゃあチョコシェイク一つください。ごめんなあけみ。」
「あけみは別にいいわよとでも言うように「ん」と一言返すと
「じゃあ私席取ってくるね。」
と言って、先にテーブルへと向かった。
そして、マサシは出てきた料理のトレー運ぼうとした。
「あれ?」
マサシが振り返ると、そこにはあけみの姿はなく、どうやら上の階に上がったようである。
前からあけみは高い所が好きで、確か前に私一番上の階が好きなのと言っていたことを思い出した。だからきっと今も一番上の階にいるはずである。
そしてマサシは一階を後にして、階段を上がって行った。
二階、三階、四階に上がった所で、マサシは一度立ち止まった。まだまだ上に続いているようである。
これだけ高い店だから、エレベーターがあるかもしれない。そう思ってマサシは四階からエレベーターを探し、それで上に上がることにした。
案の定エレベーターはすぐに見つかり、中に入って階数のボタンを押そうとする。
「ん?なんやろこの千って…」
よく見ると、0~9のボタン以外に一、十、百、千のボタンがついている…マサシはまさかと思って、千、9、百、9、十、9、一、9の順でボタンを押してみる。すると
「上の階に上がります。」
とお決まりにアナウンスが流れて扉が閉まり、上の階へと上がり出した。
いったいどのくらいの時間がかかるんやろう?マサシは当然の心配をした。せっかく9999階も上がるのなら、せめて窓の景色くらい眺めていたいものである。けれど、そんな気の利いた物はなく、マサシはただひたすら上昇していく階数表示板の数字を眺めていた。
二十階くらいまでは他の人の乗降もあったが、それもついに無くなってしまい、百階あたりに辿り着いた時、マサシはあまりにも退屈だったからか、
「たいがいにせぇよ!!」
と愚痴を零した。
もしかしたらあけみもいいかげんに疲れてしまって、4674階とかで降りてしまったら、それこそ探しようがない。そう考えると、マサシはぞっとした。けれど、あけみの私一番上の階が好きなのと言う言葉を信じて、ただひたすら辿り着くのを待つことにした。
そして目的の階に2時間30分もかかって、ようやく辿り着いたのだった。
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