マジカルくりえいと
アニメ、漫画、ゲーム、小説、映画、音楽等。 コメディー小説を中心とするサブカルチャーアートです。
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2011/01/30 03:35
マサシのチョコレート19
そして、新人、部流本・明志が入る土曜日になった。実は、マサシが面倒だからと言って、面接も無しに部流本・明志を雇うことになっているのである。
明志がマサシのチョコレートを選んだのには理由があった。それは、失ってしまった明志の彼女の敵討ちの為だ。
明志は前に、マサシのチョコレートを食べたことがあって、それは、明志の彼女、森永ロッテと言うフランスと日本のハーフの可愛い女の子がバレンタインにくれたチョコレートだ。
二人はお互いに役者を目指していて、東京に住んでいた。(それなのにどうして神戸にある店かもしれないマサシのチョコレートが買えるのかだって?ふふふっ!それはね!ロッテちゃんの実家はマサシの住んでいる近所にあり、里帰りした時にお土産として部流本明志に贈ったものだからかもしれないからだ!)
…そして、明志はそのお返しに市販のホワイトチョコレートを贈ったのである…それがいけなかった。
ロッテは狂チョコ病にかかってしまい、サザンオールスターズの『エロ手がセブン』を歌いながら、包丁で自分の体を滅多刺しにしてしまったのである。
その時、ロッテはこう言いながらこの世を去った。
「め、明志…これ包丁?…マ~ジに凶器で~ヘブン~♪」
そして、明志は役者の道を諦めて、安全なチョコをロッテの実家の神戸かもしれない場所で作る為に東京からわざわざ連絡をして、働くことになったのである。
明志はマサシの店に入ると、カウンター越しに愚美に話かけた。
「すみません!今日から働くことになった部流本・明志です!」
愚美は用事をしていて、後ろ向きだったが、話しかけられたのに背を向けたまま相手したら失礼かな?面倒くさいからいいじゃないのよ!と思って、そのまま話を聞こうとしたが、つい振り向いてしまい、仕方なく明志と話をした。
「今店長さんお風呂に入っているんです。ちょっと待っててくだちゃいね!」
明志は愚美にそう言われて、体に稲妻が走った。
「な、なんて可愛いんだ…。」
「え?」
「いや、なんでもないです!」
所謂一目惚れというものだった。確かに愚美は誰が見ても綺麗で可愛く見える。(愚美は、現実に私の知り合いにいる友達の名前を少し変えて使っているのだが、その人は見た目ちょっと太っていて、三十歳くらいに見えるが実は19歳というツワ者がいます。)
ともかく原駄目愚美は美人だった。
部流本明志は心の中で誓った。この人の為に仕事に燃えよう…。
「さっぱりした~!」
マサシは風呂から上がり、トランクス姿で長いバスタオルを体にからめて二人の目の前に姿を現した。
「ああ!バスタオルに店長さんが絡まっている!」
「ぐ、愚美ちゃんそれ反対やから!」
明志はとりあえず挨拶をしなくてはと思い、マサシに挨拶をする。
「おはようございます!この間電話させていただいた部流本明志です!」
「…ただいまロード中…ロード中…口ード中…ロードに成功しました。そうか!君がこの間電話くれた男の子やな!しょっぱなから仕事なんて、辛くて嫌で死にそうやと思うけど頑張ってな!…ところで履歴書は持ってきた?」
「あ、はい、これです!」
明志がそう言って履歴書を出すと、マサシと愚美の二人はへぇ~!とすごく感心した。すると明志がそれが何故なのか気になって、
「どうしたんですか?」
と聞くと、
「い、いや、なんでもない…。ところで明志君に愚美ちゃん、来る時間早くない?今まだ6時やで。」
「え?僕色々説明があるから8時に来るように聞いて、調度に来たつもりなんですけど…。」
そう言って部流本・明志は自分の腕時計を見た。すると8時15分になっている。
そして、今度は愚美が、
「ええ~!?私の時計は11時5分前ですよ!」
「みんな時間違うとは…。珍しいこともあるもんやな~。」
そう言ってマサシは笑った。
「それじゃあこの勝負は引き分けってことで!」
何が引き分けなのだろうかわからないが、愚美はそう言って話を締めくくった。
その愚美の言葉に明志は反応して、
「そ、そうですね!引き分けかぁ~原駄目さんって美味いこといいますね!」
そう言ってみんなが笑っていると、
「さっきから何わけのわからないこと言っているのよ!あっ、おはよう!君が明志君ね!私はあけみです。よろしくね!」
と話の途中からやってきて、成り行きを見守っていたのか、あけみがみんなにツッコんだ。
あけみに挨拶されて、少し照れながら、明志は、
「おはようございます!部流本・明志です!よろしくお願いします!」
「あ、あけみ!いつからおったんや~。」
「あけみさん!あれ?今日休みじゃないんですか?」
「今日は土曜日だから休み愚美ちゃんよ。」
「え?今日土曜日なんですか?で、でも私の携帯電話、日曜日の11時になっていますよ!」
「狂い過ぎやな…。」
「マサシも人の事言えないでしょ。今9時になったばかりよ。一応念のために電話で時報を聞くわね。」
そう言ってあけみは時報に電話をかけた。
「…ただいま、午前10時、5分、30秒をお知らせします…。」
「ほ、ほらね!やっぱり9時なったばかりよ!あ、そうだ!今日は、せっかくみんな揃ったことだし早めに店をあけましょうよ!」
そうして、あけみの一言で、何がせっかくなのだろうかわからないが、何故かみんなヤル気になったのである。
そうして、いつもより、少し遅れて開店したのだった。
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