マジカルくりえいと
アニメ、漫画、ゲーム、小説、映画、音楽等。 コメディー小説を中心とするサブカルチャーアートです。
--/--/-- --:--
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



2011/01/30 03:34
マサシのチョコレート22
「私が知っている話はあまり面白くないんだけどね…。」
少しの間があってから、あけみは続けた。
「…恋をしていたある女の子がいたの。その女の子は自分が困っていた時、弱くなった時にいつも助けてくれた男の子がいてね、彼女はその男の子のことが好きだったの。その男の子は馬鹿なところがあるんだけどね、いつも一生懸命で優しい男の子で、よくその女の子にチョコレートをくれるのよ。」
あけみが話をしていると、マサシがちゃちゃを入れてくる。
「わかった!そのチョコレートを食べて狂チョコ病にかかった女の子が急に告白したくなってあらいざらい自分の今までの人生を全部語ってしまって、恋心がばれてしまうとかいう浅はかなオチやろ!?」
「ち、ちがうわよ!…その女の子はね、いつもその男の子のくれるチョコレートだけを食べていたの。それがその二人の約束というか、絆だった。でもある時に、それ以外のチョコレートを口にしてしまってね、その時に狂チョコになるの。それでね…その男の子と違う、見知らない人と結婚してしまったの。」
あけみはマサシにずっと言いたかった自分の狂チョコ病の話を、告白したのだった。
あけみはとうとうマサシに告白してしまい、マサシからどんな言葉が返ってくるのかと考えてドキドキした。そして、
「あけみ、その話確かにあんまり面白くないなぁ~。他になんかないの?」
「お、面白くなくて悪かったわね~!もうマサシには何も言わない!私、それそれ帰るから!」
「あけみ!そろそろのろが1プッシュ足りひんで!小説マサチョコが携帯電話のメール機能で地道に作ったのがばれるやないか!」
そして、あけみは怒って帰ってしまった。
あけみが怒ってしまったことで、その場の空気が重たくなってしまい、マサシはワインチョコを食べながら、
「あけみの奴なんで怒ってんねん!?」
と文句を言うと、明志が、
「今の話、店長と、神…あけみさんの話なんじゃないですか?」
と言った。そして愚美が、
「きっとそうですよ!あけみさんの気持ちわかってあげてください!」
「…そんなんわかってる。よそのチョコレート食べて狂チョコ病になったって言うても、今結婚して幸せに暮らしてるんや…でもあけみの気持ちを知ってしまったらあけみともっと親密になりたくなって、浮気とかさせてしまうかもしれへん。だから気づかんふりしてたんや…。」
すると、愚美が、
「で、でももともとはお互いに好きだったんでしょ!?」
と言った。するとマサシは少し黙って、小さな声で、
「…今もや。」
と言った。そしてマサシはだんだん抑えていた感情が大きくなってきてたまらなく悲しくなってしまった。そして、
「…でももう終わった話や!もう悲しいのはたくさんや!」
と言ってマサシは立ち上がり、店の奥へと入って行こうとした。すると、明志もその場に立ち上がって、マサシの後を追うように、
「あけみさんは狂チョコ病の被害者です!僕は死んだ彼女の為にも!僕は狂チョコ病で悲しむ人を少しでも減らしたくて、この店にきたんですよ!!」
と叫んだ。けれど、もうマサシはとっくに店の中への入ってしまっていたのだ。そして、残された二人に悲しい沈黙が流れた。
…けれどしばらくすると、厨房から突然、マサシの声が聞こえてきた。
「で、出来たでぇ~!!」
マサシは再び姿を現して、
「このチョコレートは狂チョコ病の薬や!これをあけみに飲ませる!明志君の彼女にも飲ましてみ!生き返るかもしれへんで~!」
マサシは愚美と明志の二人にそう言い残して、あけみのあとを追いかけたのである。

~エピローグ~

あけみが、マサシのことに腹を立てながら家に帰ってくると、夫の神埼惣一が家で待っていた。
「あけみ、ずいぶん遅かったね。またバイトかい?」
「う、うん。最近忙しいからね。ごめんね。すぐに御飯の仕度をするから。」
「御飯はいいからちょっとこれを食べてみないかい?」
「何?」
あけみがなんだろうと思い、惣一の手に持っているものを見ると、一口サイズのチョコレートだった。それは、あけみが昔食べて、狂チョコ病にかかったチョコレートだった。しかも、袋には試本品とかかれていて、あけみが不思議に思い、
「どうしたの?このチョコレート。」
と訊いた。
「君の為にチョコレートの会社を作ったんだよ。食べてみてくれ。」
惣一はそう言ってあけみにチョコレートを勧めてみた。実は、そのチョコレートには狂チョコ病の一種と言われている淫らな気持ちになる成分、ガラナや、惚れ薬のフェロモン剤等が含まれていた。すると、あけみが何故かそれらが入っているのを知って、
「…ねぇ、なんでこれガラナとか入っているの?」
そ言った。
「…流石だな。なんでわかった?」
「この小説のヒロインだからよ。」
「…そんな理由で?せめて、今までに色んなチョコレートを食べてきたからとかにしないか?」
「わかった。じゃあそういうことにする。そんなことよりどうしてそんなものが入っているの?」
「なぁに、狂チョコ病を利用したのさ。狂チョコ病には色々な作用がある。それを組み換えて様々な薬品を作ることに成功した。」
「そんな薬品なんて大量に人体実験とかしないと、とても作ることなんて出来ないわ。だいたい国から許可がおりないでしょ?」
「許可ならおりたさ、むしろ国民を大人しくまとめる為に、国が依頼したことなんだ。元々、狂チョコ病はいざという時の為に国が極秘に開発していたウイルス兵器なんだ。所が、色んな作用がありすぎたことと、人体実験が簡単に出来なかった為、データだなかなか取れなかった。だから、チョコレートの中に混ぜて全国的にデータを集めることにしたんだよ。」
「そ、そんな!」
それを聞いてあけみは信じられなかった。惣一はさらに続けた。
「そのおかげで研究は比較的に進歩し、どのチョコレートを食べるかで、人は何でも出来るようにまでなった。」
惣一のその告白は、あけみにとってあまりにも辛いことだった。
「つまり、そのチョコを食べて今はセックスを楽しもうってことなの!?…私もあなたに告白することがあるの…。」
「なんだい?」
「私…今臭い屁こいちゃった!じゃなくて、あなたに結婚を申し込んだのは…実はその狂チョコ病のせいなのよ。」
すると、惣一はクスリと笑って、
「僕は君にプロポーズされる前から君のことが好きだったんだ。君の買ったチョコレート、あれは僕が置いたものなんだよ。」
次から次に知らされる事実に、あけみは、sdjふぁ;おいgjgklskfにjfごいkttkttなった。つまり混乱したのである。
「む、むあ~~!!」
あけみは激怒した。
「そんなに怒らなくていいんだよ!君のその苦しみもこのチョコさえ食べればなくなるんだ!考えてみれば結婚してからも君の中にいつもあのマサシとか言うガキがいたんだ!このチョコさえ食べれば!あんなガキのことなんか忘れることが出来る!…君は僕が幸せにするんだ!」
「そんななんでも薬に支配される不自然な生き方なんてゴメンだわ!」
そして、惣一はあけみにチョコを食べさそうとして、二人の取っ組み合いが始まった。
わん!つう!すり!ふぁいと!…ビシ!バシ!ドカ!バキ!
「食べてくださいませぇ~!」
「嫌べっそ!」
…ビシ!バシ!ドカ!バキ!
…惣一~WIN!そうして、あけみは惣一にやられた。
「ぐはぁ~りょ!」
あけみはスローモーションで地面に倒れて、惣一はチャンスとばかりにあけみの口元にチョコレートを運んでいった。これを食べてしまったら、あけみはマサシのことを忘れてしまうのだ。そう考えると、あけみは悲しく喘いだ。
「嫌りょ~!」
その時だった。
「チョコになっちゃえ~!」
マサシのかかとのビームによって、チョコレートを食べさせようとしていた惣一は、チョコレートに変えられてしまったのである。
そして、マサシは倒れていたあけみを抱きかかえ、高~い高~いをしながらあけみに声をかけた。
「あけみ!大丈夫か!?」
「…うんマサシ、どうしてここに?」
「あけみの狂チョコ病を治す為や…。」
そして、あけみは高~い高~いをされながら、タイミングよくマサシにそっとキスをしたのだった。
「ありがとう。でも私、自力で狂チョコ病治したわ…。最後はマサシに助けられたけどね!」
あけみはそういうと、マサシに微笑みかけた。マサシは高い高いをするのが疲れたのか、あけみを降ろした。そして、二人は抱き合ったのである。そして、あけみは狂チョコ病の真実をマサシに明かして、二人はそのことを世の中に公開した。けれど、誰にも相手にされず、信じてもらえなかった。それでも、ひっそりと狂チョコ病に苦しんでいる人を治療して、二人仲良く暮らしたのだった…。
そして、ここにもマサシの薬によって救われた人がいる…明志は、あれから急いで彼女の眠るお墓に向かい、墓に薬をまいたのだった。すると、墓の中から
「こ、ここどこ~!誰か助けて~!とかすかに声が聞こえてきたのである。
そして、愚美はと言えば、つい出来心で薬を味見してしまい、
「あれ!?私なんでこんなボロイ店で働いているのかしら!?早く弁護士の資格取らないといけないのに!」
そう言って、自分の家に帰ってしまったのだ。そうして、みんなそれぞれに幸福な生活を取り戻していったのであったとさ~めでたし、めでたし           
 完
スポンサーサイト

テーマ:オリジナル小説 - ジャンル:小説・文学



コメント


コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する



トラックバック

プロフィール

ラブコメディー

Author:ラブコメディー
ブログへようこそ!



最近の記事



最近のコメント



リンク

このブログをリンクに追加する



Amazon人気商品





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。