マジカルくりえいと
アニメ、漫画、ゲーム、小説、映画、音楽等。 コメディー小説を中心とするサブカルチャーアートです。
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2011/01/30 05:40
BAD GIRL 第01話 釣り
新作の小説です。

1話完結物なので、ショートショートと思ってもらってもかまいません。
登場人物


篠村理穂(しのむらりほ)

高木洋太(たかぎようた)

上月昌平(うえつきしょうへい)

全員22歳


        本編

 釣れない釣りはただの暇である。
理穂はあまりにも退屈だったので、
洋太と昌平の二人にキレた。
「退屈だって言ってるだろ!
このチンカス共!」
とても女とは思えない台詞が波を跳ねた。

理穂は、初っ端の台詞こそ残念ではあるが、
容姿はドキッとするほどかっこよく、
美人である。

汚い言葉を使わず普通に微笑んでいる
だけならば、とても可愛いのだが、
チンカスは残念な事に、
普段からの口癖なのだ。
そして、目はいつも据わっていて、
その目を例えるなら、くだらない
下ネタを言ってしまい、
焦って固まったオッサンを最上級に
冷ややかに見る目だ。

また、理穂はネタが面白ければ豪快に笑う。
それが結構可愛い。
そしてまた、面白い要素を発見すると
ニヤリとする。
それも結構可愛い。

理穂の顔立ちを有名人に例えるなら
上原多香子。

髪型は不良っぽくリーゼントの様に
上げている。

上原多香子の画像を検索すると、それと似た
画像があるのだが、調べてみればいい。

ってかそれが本人だ!…っと作者が言いたい。
あくまで言いたいだけだ。
上原多香子本人とは全く関係なく、
あくまで言いたいだけだ。
※大事な事なので二回書いている。

(※作者の頭の中のイメージを
絵におこせなかった為、
色んな芸能人の画像を観て、
一番理穂に合う顔のイメージを
ググッたなんて恥ずかしくて言えない。)

ともかく、理穂はキレた。
自ら釣りに二人を誘っておいて、
退屈だからとキレたのだ。

それに対して理穂の右側に座って
釣りをしていた洋太は、珍しく冷静に
理穂に質問した。

「退屈って今初めて口にしたやないか…
ってかそれ俺等に向かって言うてる?
だいたい釣り誘ったん理穂やし。」

が、理穂はその質問に答えず、
釣りをしながらイライラしているだけだった。
つまり、洋太の言葉を無視しているのだ。

いや、無視と言うより、洋太の質問ごときを
聞いたりする耳など初めから持っていない
様である。

代わりに答えたのは、洋太の右側でタライを
置き、そこに金魚を泳がして、
金魚すくいをしている昌平だった。

「理穂は俺達じゃなくて、
魚に言ってるんだろ…

洋太、お前海に飛び込んで魚の代わりに
理穂にごめんなさいって謝って来い。」

普通なら文句を言い返さなければならない
様な無茶なことを言われているのだが、
洋太は普通ではない。

洋太は昌平のフリを紳士に受け止めると
覚悟を決めた。そして…

「よっしゃあああ!!!今日から俺は魚や!
俺ちょっと鰯と結婚してくる!」

と、そう言って洋太は海に飛び込んだのだ。

こんなこと実際されたら唖然としてしまう。
それに飛び込もうとしても、
誰かが止めに入るし、ただの冗談だけに
止まるのが普通である。

けれど、洋太は4月の海に飛び込んだ。
嘘をつかなかった馬鹿である。

そう、これがこの三人にとっての日常なのだ。

理穂は、二人のボケに笑いそうになったが、
それをグッと堪えると、

「うわぁ~引くわぁ~。チンカスの片割れが
海に落ちたよ…。
どうか、魚が間違ってチンカス口にしません
様に…アーメンソーメンたっぷりザー〇〇。

ってか昌平!あんたバブリシャス・ガム
持ってたでしょ?
あれ針に付けたら今なら洋太釣れるよ!!」

「いや、確かにガムはあいつの好物だが…
それで本当に洋太が食いついたら、
俺、二つの意味で引くことになるんだが…。

俺グロいのやだし…。」

と、昌平が説明してる隙に、
理穂は昌平の鞄からガムを取り出して、
自分の釣り針に装着した。

理穂はそのガムを海で立ち泳ぎしている
洋太の顔の前にブラさげる。

洋太は目の前に何かの餌が吊り
下げられるのを見て、
ここは食いつくべきだと判断した。

「うお!魚!うお~~!」

洋太は何やら叫ぶと、バブリシャス・ガムに
ムシャブリついた。

竿の先端が大きく沈む。

すかさず昌平はさっきの洋太のうお!魚!
うお~~!を日本語に訳す。

「理穂さん、せっかく僕達魚を釣りに来て
くれたのに退屈させてごめんなさいウオ!」

理穂はニヤリとすると、

「分かればいいんだ!よし!掛かった!」

理穂は、どうやら大物が食らいついた様だと自分に、
言い聞かせて、容赦なくリールを巻く。

間髪なく、洋太の悲鳴。

「いたいいたいいたいいたい!!!!」

理穂は豪快に笑った。

昌平もつい笑ってしまったが、
あわてて洋太を陸に引っ張りあげる。

そして、

「いったぁ~~!
ってかほんまに釣る奴がおるか!!
…いや、お前がおった。」

洋太が痛そうにしているのに対し、
理穂は楽しそうだった。
涙目の洋太も、そんな理穂の表情を見ると、
つい笑顔になってしまう。

理穂は、鞄からタオルを取り出して、
濡れた洋太の頭にかけて、拭いてやりながら、

「リアルで口に釣り針ってほんとグロいな…」

理穂がそういうと、

理穂と洋太が何かを思いついた様だ。

一瞬間があって、二人同時のタイミングで、

「ほんまグロ!」

と言った。

それを聴いた昌平は太渕のメガネを

人差し指でクイっと持ち上げて、

「ネタ的には小ネタだし、全く面白くないが

このタイミングで本マグロが掛かるとは…」

そして理穂は、

「魚が釣れない時はネタを仕掛ける。

基本だ。ってか洋太はマグロを釣るのが

上手いんだ。

今こいつが付き合ってる女もベットの上じゃ

マグロだぜ!

ナンパの時仕掛けたエサは確か、

今の彼女が公園で座ってた時に、、

あれ?そのスカートさっきまで

僕が着てませんでしただっけ?」

と、洋太と洋太の彼女の出会いのきっかけを

カミングアウトする。

すると当然洋太は怒って言い返した。

「ちょ!!俺の女はマグロやないし!

喘ぎまくりやっちゅうねん!」

洋太の必死のアピールに理穂は、

「ん?あのおっさんが今釣ったの石鯛か?」

と、全く聴く耳を持たない。

それを見ていて昌平が哀れに思ったのか、

「で、動画以外に釣られた感想は?」

と、洋太に話を振ってやる。

すると洋太は、

「動画って、釣り動画のことか!?

まぁ、ええわ。

釣られた立場の者としてこれだけは言わして

もらう!

……漁師さん!あんた悪魔だよ!

(ここのだよはわざと関東弁で話している)

もう俺今日から魚の味方になる!!

ってか今から俺エラ呼吸やから!!」

と手でエラの様なモノを表現して

凄んでみせた。

そんなやり取りを理穂は背中で聞いて、

ニヤリと微笑んだ。

そうして、三人の三人による三人の釣れない

釣りは潮時を迎えたのだ。
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